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認定特定非営利活動法人 つどい ご案内

つどい

 合併が進み、巨大化した長浜市の横山に抱かれた集落の点在・・・数十年の年月を経ても変わらぬその風景の中で、人々は心を通わせ暮らしを守ってきました。
 "未来の子どもたちに暮らしやすいまちをつないでゆきたい"という熱い思いが集まり、ものごとに柔軟に対応できる法人が生まれました。
 きんたろうの里・西黒田で地域福祉に根ざした認定NPO法人「認定特定非営利活動法人 つどい」の誕生です。

法人概要

本  部 認定特定非営利活動法人 つどい
設立年月日 平成23年1月27日
所在地 〒526-0823  滋賀県長浜市常喜町885番地
電話番号 0749-57-6777
FAX番号 0749-57-6778
事業内容 ・介護保険事業「ケアプランつどい」
       「デイサービスつどい」
       「七条つどい」
・農園事業  「きんたろう村農園」
       「きっちんきんたろう」
・よりあいどころ「きっちんるんるん ※感染症対策のため休止中」
        「Liveつどい ※感染症対策のため休止中」
・就労継続支援事業「B型作業所 つどい」
会員数 正会員:64名  賛助会員:個人170名、団体10組
理事長 川村 美津子
つどい定款 認定特定非営利活動法人 つどい 定款(PDFファイルでご覧いただけます。)
総会資料 令和4年度 通常総会資料(PDFファイルでご覧いただけます。)
役員名簿 令和4年 役員名簿(PDFファイルでご覧いただけます。)
役員報酬規程 役員報酬規程(PDFファイルでご覧いただけます。)
賃金規定 賃金規定(PDFファイルでご覧いただけます。)

会計報告

令和4年4月1日~令和5年3月31日まで

PDFファイルでご覧いただけます。

令和4年度 活動計算書
令和4年度 貸借対照表
令和4年度 財産目録
計算書の注記表

西黒田地域とは

 長浜市域の南東部に位置し、横山山系を境に米原市に隣接しています。約9k㎡と大きな面積ですが、平成23年度現在7町11自治会・約730世帯、2,500人の地域であり、高齢化率は30%を超えます。
 集落の多くは、横山山麓のふもとに点在し、西へ田が広がっています。長浜市内でも特に貴重な歴史の宝庫といえ、所々に遺跡があります。後鳥羽上皇はじめ名士の来訪記録やまつわる伝説も数多く、多大な功績を残す先人も多く輩出しています。
 そして当地に生まれ、成長して、のちに坂田金時として活躍し、故郷に錦を飾ったという"金太郎伝説"があります。西黒田地域では、「西黒田ふるさと振興会議」を中心に『きんたろうの里・西黒田』として活発な地域づくりが行われています。

きんたろうの里 西黒田

 金太郎は、当時この西黒田の地に勢力のあった息長氏の一族として、近江国坂田郡布勢郷に生まれました。小一条の「うばがふところ」という場所で乳母によって育てられた金太郎は、西黒田の山里を駆け回るいきいきとした少年となりました。金太郎は、舟崎の鯉ヶ池で鯉にのったり、常喜の熊岡や足柄山で熊と相撲を取ったりして遊ぶ、元気で明るい子どもでした。また、本庄の足柄神社の奉納相撲にも出場し、見事な力を発揮していました。そして金太郎は少年時代、付近の菅原道真ゆかりの名超寺や富施寺などで、学問にも励んでいました。
 ここ西黒田では、金太郎はたくましくて優しい子どもの理想像として掲げられ、現在でも尊敬を集めています。

自然豊かな西黒田の地で

 西黒田地域には、横山から西へ伸びる尾根に連なるように小丘陵が点在します。これらは琵琶湖陥没期の残丘であり、長浜市内でも南部の西黒田地域に集中し、独特の景観をつくりだしています。
 西黒田地区にはつどいの所在地である常喜町に、熊岡山、歌岡山、禾岡山、栗岡山という四つの丘陵と、名越町に四面岡山があります。地元では隣の神田地域の丘陵を含め、これらの岡々を七岡山とよんでいます。鎌倉時代初め、名越町の名超寺に後鳥羽上皇が潜幸したという伝説があり、その時岡々にツツジが満開であったのを上皇が賞賛し、一景として七岡山とよんだことに由来すると伝えられています。地元の人々に長く愛され、受け継がれてきた自然景観であり、いわば地域の原風景といえます。
 そんな自然豊かな西黒田地域で、老いも若きもさいごまで一緒に暮らせるような地域社会を目指し、活動していきます。

代表者より

理事長 川村美津子(社会福祉士・精神保健福祉士・介護支援専門員)
昭和35年生まれ。西黒田地域づくり協議会のメンバーの一員として、地域で転倒予防教室を実施。
「なんで地域に住みたい人が遠い施設で最期をむかえなあかんの?」と疑問をもち、地域での 継続的な活動展開の必要性を痛感。生まれ育った長浜市常喜町でNPO法人を立ち上げる。
理事長 川村美津子

西黒田・長浜・湖北・大好き!!!

能登半島地震復興支援に向き合う日々
 2024年1月1日、能登半島で地震が発生しました。元日の夕暮れの団欒を襲った地震は能登に住む人々の暮らしを一変させました。私も古くからの友人が珠洲にいます。こんな時に、と思いつつ電話をかけましたがつながることはありませんでした。ありがたいことに翌日には彼女から無事のラインが届きました。実家に帰省していた彼女は家族とともに一命をとりとめることができました。その後もラインや電話でやり取りをしています。
 1月3日の早朝、夢枕に草津の市民活動家が現れました。孤独な子育て体験を持っていた彼女は市民活動の仲間を得ることでいつも明るくはつらつとしていました。彼女が51歳の若さで12月に亡くなったという知らせはSNSで私の元に届きました。闘病生活を経ての逝去だと教えてもらいましたが、大きなショックを受けました。
 1月3日の夢は彼女の葬儀のバスの中で私が苛立っているシーンです。なぜかわかりませんが、怒りまくっていた私がいました。目覚めてもボーっとしていましたが、彼女が何かを伝えに来たような気がしてたまらず、「生きている人たちで何とか動いてほしい」というメッセージを受け止めました。「能登半島への支援をしよう」と決めたのはその直後、「炊き出しメンバー」募集を始めたFBの投稿があります。長浜社協のスタッフに「介護施設を紹介してほしい」と電話をしました。1月5日には商工会議所青年部が七尾に向けて支援物資を持って走ってくれました。1月20日と21日、2月10日には七尾市山王小学校、和倉小学校、石崎コミュニティセンターへの炊き出しと物資運搬に行かせていただきました。今後も継続予定です。長浜からも市民の方や商店、企業の方にたくさん応援していただきました。
 被災地の人々とのつながりが濃くなるにつれ、復興に向けての時間が長くかかると思われます。義援金も大切です。お金には色はありませんが、売り上げを上げることも必要だと気付きました。
 そこで始めたのが「輪島市舳倉屋復興支援お魚プロジェクト」です。真ホッケいしる干し2枚といかげそを1,000円で皆さんに購入いただきました。1週間で400セット販売完了となりました。このプロジェクトで私が学んだのは、人は物を買って「ありがとう」ということです。最初は100セット位を販売する予定でしたが、次々と入ってくる皆さんからの反響が大きく、驚きました。売上金額40万円すべて舳倉屋さんに振り込ませていただきました。今、少しホッとしています。ここまで集まりのサポーターさんはじめ、たくさんのボランティアさんに助けていただきました。こうやって能登半島の復興は確実にメモリに刻まれていくのだと思っています。
 暦はやがて4月を迎えます。避難所となっている小学校も新一年生を迎える準備とともに閉鎖される避難所もあると聞いています。新年度とともに復興のスピードが進んでいきますように。つどいは今後も能登とともに活動をしていきます。
 能登はやさしや 土までも 能登への想いをともし続けてまいりましょう。

2024年3月12日  認定NPO法人つどい 理事長 川村美津子